一般社団法人 日本花き生産協会

生産協会久家源一会長が大日本農会農事功績者表彰「紫白綬有功章」を受賞しました

当協会会長久家源一は、公益社団法人大日本農会(総裁:秋篠宮文仁親王殿下)から平成29年度農事功労者表彰「紫白綬有功賞」を受章しました。

久家会長は、昭和35年にグラジオラスの球根栽培で就農。その後、球根輸入の増加による競争が激化してきたため、昭和37年には地域に先駆けて球根栽培から切花栽培に転換しました。早期に球根市場の将来を見通して戦略的な経営展開を図ったことにより、地域を切花グラジオラス産地として発展させることに貢献しました。

その後、昭和40年代に連作障害を回避するため冬季に出荷できる枝物を導入してグラジオラスの栽培面積を100aに拡大。昭和54年には鉄骨ハウス35aを導入しチューリップ、ユリ、アイリス、アルストロメリア等の栽培を順次開始しました。これにより年間出荷体制を確立し、周年雇用が可能となったことにより経営が安定し、グラジオラスの作付面積も400aにまで拡大しました。平成10年には、有限会社久家花卉園を立ち上げ、経営の効率化、作業分担の明確化等による企業的経営を実践しています。

また、長年にわたり茨城県農業経営士として県内農業者の経営改善指導や後継者育成に携わってきたことに加え、茨城県花き園芸協会会長として強いリーダーシップを発揮し、県産花きの生産振興と消費拡大活動等に積極的に取り組んできました。平成28年からは当協会会長に就任し、花き日持ち性向上対策実証事業等の推進、フラワービズの推進、各種展覧会等への花材提供等国産花きの生産振興及び需要拡大に精力的に取り組んでいます。

これらの功績が評価され今回の受賞となりました。表彰式は、平成29年11月15日に石垣記念ホール(東京都港区赤坂 三会堂ビル)で挙行されました。

農事功績者表彰事業(大日本農会HPより)

明治27年に創始されて以来、今年度で101回を数え、歴代総裁宮殿下(現在は、第7代秋篠宮文仁親王殿下)の御名により表彰が行われております。

  今年度の農事功績表彰者につきましては、8月15日までに各都道府県知事から推薦があった方々をはじめ、関係団体等から推薦された方々について、審査委員会における審査を経て、10月5日に理事会を開催し、66名(うち紫白綬有功章は2名)の受章者を決定しました。  

  受章された方々は、長年にわたり、たゆまざる努力と創意工夫によって、農業における新しい技術や経営の改善に挑戦され、立派な経営を築かれるとともに、地域のリーダーとして、技術の導入・普及、産地の形成、青年農業者の育成等に大きな貢献をされてきた農業者の方々並びに農業技術の普及、研究開発等に寄与された方々です。  

  農事功労者表彰の概要

  平成29年度農事功績表彰者名簿

 

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